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Vol.118

「SNSの人気は結局情報収集や顧客収集力による説」

2024年6月15日

Mackey

(6月14日収録)

Mackey:2日遅れでジョブズ通信を収録します。おかしいな、なんでこんなに時間がなかったんだろう?

Steve:君はこの数日、人助けに奔走していた気がするよ。

Mackey:そうだっけぇ……。毎週水曜日に収録することにしているんだけど、水曜日にいろいろ人の仕事手伝ったりしたし、木曜日はイレギュラーで結構会議や人と会うこと多かったから、結局自分の作業をあまり進められなかったんだよねぇ。

 

Steve:で、僕も小耳にはさんだんだけど、NICONICOってビデオサービスがピンチなんだって?

Mackey:(NICONICOだけ発音が妙にネイティブなまりだな……?)うん、なんだか先週末からこっち、運営会社のコアになる基幹システムに大規模な組織攻撃が加えられて、全体がダウンしているんだって。バックアップはとっているから詰みの状況ではないけど、一つ一つ点検しながらシステムの再構築と復旧をかけている状態だから、とても大変だと思う。

Steve:誰の仕業か分かってるのかい?

Mackey:まだ不明。XなんかのSNS情報をちょくちょく眺めてるけど、正式な発表もないし、どこかのハッキンググループや国家の情報部隊から声明が出ているわけでもないみたい。ただ、あそこのサービスを使っているユーザーや投稿される動画の種類は……。うーん……。

Steve:何か気になることがあるのかい?

Mackey:最近は政治関連の言論統制が厳しくないってことで多くの国内の政治系の人がNICONICOに動画をアップしていたとは聞くんだけど。サイバー空間において、Youtubeやインスタグラムが比較的綺麗に整備されている街並みだとすると、XとかNICONICOはコンテンツと民度の質がスラム街に近いイメージが……。まぁ、普通の人もいるんだけど、ネット空間だからというのもあって、匿名のせいで攻撃性や風刺がきつすぎるきらいのある人は多いかな。

Steve:そう考えると、日本産のSNSには民族気質が現れるのかな。

Mackey:UIに華やかさや優美さがあまりなくて、良くも悪くも細かくて多機能って感じが前時代というか、2000年代スタートのSNSかな。日本ではそれと並行して、自前で立ち上げたサイトやAmeba、FC2や、特定のカテゴリ専門特化型の検索エンジンやブログ文化が盛んだったかも。2000年後半から2010年代に入ると、TwitterやFacebook、Youtube、Instagramがアメリカから台頭してきたけど、日本では相変わらず、サブカルチャー系の投稿プラットフォーム分野(お絵かき投稿サイトやNICONICO)あたりがオタク気質の若者には人気だった……気がする。一時期大人気だったmixiは下火になりつつあったかな。LINEが使われ始めて日本で人気になりだしたのもこのころだったかも。時が流れて2010年代後半から20年代前半にかけては、SNS発の社会問題が噴出したり、クラウド型のサービスにおいて、データセンターに置かれる個人情報保護の問題が大きく取り沙汰された。また、動画系コンテンツで個人メディアが多く出るようになって、レッドオーシャン化と全体的なコンテンツ品質の低下や劣化が目立つようになった……。今までの流れを軽く振り返ると、こんな感じ? ほとんど私が見てきた印象だけだけどね。

Steve:で、世界のみならず日本で人気だったのは、情報共有型のプラットフォームか。今じゃ日本のSNSで人気なのはnoteとかじゃないかい?

Mackey:そういえば、noteとか、知識共有系のサービスは日本でよく出てきてるね。リアルタイムでみんなでお祭り騒ぎができたのは旧Twitterだったなぁ。あと今止まってるNICONICOも、投稿したコメントが画面上に流れるから、みんなで一緒に見ている感があってよかったよね。サッカーファンがお店で飲みながら実況中継見て盛り上がっているのに似てる。Youtubeにライブやチャット機能がついたのはそれより少しあとだった……だったっけ? ちょっとうろ覚えだけど、機能的にはそうだったはず。だから日本のNICONICOで活躍していたクリエイターたちがYoutubeに流れていったんだし。

Steve:そうか、結局みんな、繋がりやコメントが気軽にできて、居心地が良い方に流れてきたんだな。

Mackey:NICONICOを出ていく人が多かったのは、クリエイターの扱いがよくなかったり、割がよくなかったのが大きかったみたいだよ。お金が稼げなかったらそこで活動する意味、ないから。結局Xにいまだに文句を言いながらも多くの人たちがとどまっているのは、そこにたくさんの人がいて、情報発信と取得のメリットがあるからだろうとは思う。要するに、情報発信と取得がどこまで便利にできるかと、全体的なコンテンツの質(水質みたいな?)の管理がされているかでSNSの価値は決まっている。デメリットがメリットを大きく通り越さず、代替先が見つからない限り、まだこの趨勢が変わるタイミングは見えない……かなぁ……。

Steve:なるほどね。ところで、突然、Googleのブラウザーのキャラクターがゆるキャラに仕立てられたよね。アレ、何だい?(笑)

Mackey:あれは日本人のカワイイモノ好きセンサーがサカバンバ・スピスの次の獲物を発見した瞬間だったと思うよ。さすがにGoogleモチーフまんまのデザインだから、これでお金を稼ぐ人は少ないと思うけど。

Steve:僕、あそこに何か、いいビジネスヒントがあるような気がするんだけどなぁ……ちょっとこれをテーマにいろいろ考えてみるよ。

 
 

<命の書>

 

『いま、生きている人間のほとんどは、死んでいくべきところを自ら想定することなしに死んでいきます。』
『日本の死者のたましいは、行き場も知らず、祈りによっておくられるわけでもない』

今、日本にはこれまでの宗教的世界観とは無縁の、新しい霊界が生まれています。
あらゆる死者は行くべき場所も知らず、また、これまでのどのような祈りや弔いも無効化しているために、どこにも行けず、ただ暗闇の中にいるものがほとんどです。
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