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波動マーケット新聞



精神学協会:ゴッドブレインサーバー掲載
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精神界の関与で資本主義が終わる!

2022 年、精神界において、金利の神のようなものが退場した結果、これまでのマネーの論理が破綻しはじめました。

2023 年、金利の神のようなものに続いて、黒いマリアと呼ばれてきた、この世に復讐するためにマネーを支配していた人間グループのたましいのもとたる存在も消滅しました。

この先にあるのは、人間のたましいのルーツが暴かれ、光に進むものと闇に去るものとが分れる社会です。その光の経済の道案内をするのが、この波動マーケットで、ここから脱資本主義がはじまります。

今週のテーマはコチラ
  • 経済の崩壊とイデオロギー

    第一章:日本が崩壊の雛形

    いまある世界経済は、それをコントロールしているのは、グローバリストと呼ばれる人間グループであるのに、現実に機能している通貨は、ドルやユーロ、円や元といった、国家や地域の中央銀行といった古い国民国家のための金融システムに根拠を持つものです。そして、日本のバブル崩壊を学習してはじめたとされる、中国共産党の経済運営も、失敗のタイミングが来ていて、巨大な不動産デベロッパーのデフォルトによって、日本の何倍にも膨れ上がったバブルがこれから崩壊して行きます。

    そのチャイナ市場の崩壊は、そこに進出した企業よりも、そこに貸し込んだ金融関係者に、破滅的な影響を与えることになります。理由は簡単で、金融バブルの崩壊は、先へ行くにつれ、ダメージは拡大し、昨日までは健全な債権であったものが、ある日、不良債権化し、その処理に追われ続けるからです。日本のバブル崩壊で、消えた数字上のマネーは、約百兆円といわれていますが、チャイナの崩壊で消える数字上のマネーは、誰にも予測が不可能です。国内の元建て債務については、政府の政策で、いくらでも先送りができたとしても、外貨建ての借り入れは、返済できなければ、その影響は、外国に及びます。そこから、世界経済のリセッションがはじまるという予測には、それなりの現実味があります。しかし、精神学が伝えている、これからの崩壊というのは、中央銀行制度、そのものの問題を、共産主義の国の中央銀行が拡大再生産して、世界経済に突き付ける結果、生じるものです。日本のバブル崩壊以後、アメリカのバブルは何度も崩壊しようとし、特に2008年のリーマンショックの時には、銀行システムそのものが危機に直面しました。それを救ったのは、中国共産党の政府支出の急拡大による中国の経済拡大で、それによって、世界経済における中国の存在感も急拡大しました。つまり、世界経済は、日本のバブル崩壊後、一度も、バブル崩壊を経験していないのです。それは、バブルを崩壊させないために、それだけの数字上のマネーを中央銀行が供給し続けたということです。この実体経済の運営のために必要なマネーをはるかに超える数字上のマネーが、インフレを抑制するために導入された、高金利政策によって、これから、借金によって、資産を拡大してきた企業や個人の活動がダメージを受けはじめているのです。これは、終わりのはじまりです。そして、この問題を解決する唯一の道は、数字上のマネーの処理です。これから、そのマネーそのものに内在するパワーが、マネーそのものを裁きの場に引き出すように働く時代が来ます。それが、ポスト・キャピタリズムの正体で、それこそ、西洋文明の経済システムが終わる日だということです。

今週の光文書

(ヒカリモンジョ)
  • Vol.800+30+60

    ポスト・ビッグバン

    この二千二十三年、この世界での電力網と、サイバー空間には、かつてないほどの邪悪なエネルギーが蓄積され、これが人間意識に、悪影響を与えるという事象が見られました。
    その原因が、やっと、このタイミングで解明されつつあります。それが、タイトルのポスト・ビッグバンです。長い間、地球上の人類の宇宙観を規定してきたビッグバンという宇宙創成のプログラムの概念が、アメリカが打ち上げたジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のはたらきで、変わりつつあることと、この地球規模の電場のエネルギー変動が、関係しているらしい、と現時点で判明しつつあるのです。
    私の認識でいうと、現在の地球のマネーのパワーは、このビッグバン理論に由来する人間の意識の反映である可能性が高いということになります。
    この知に到ったのは、金利の神のようなものが退場した地球で、マネーのパワーだけが増大し続け、あるタイミングで、その波動は精神界的なものから、電気そのものに附与されてしまったという経緯を、波動的な探査によって理解したからです。このことから明らかなのは、いまの地球のドルの覇権というものは、この宇宙の電気的な情報系の中にプログラムされていた、この宇宙のテーマであるらしいということです。
    金利の神のような意識体が、闇の王なのではなく、波動的にはマネーそのものが、闇の王のようなものと考えることができます。それが、宇宙全体のテーマとして、電気的エネルギー上に乗っているということは、この宇宙、つまり物語宇宙の主要なるテーマは、神の発見などではなく、マネーのエネルギー構造の解明ということになります。

    マネーを崇めるものたちは、悪魔という意識体の乗り物として生きることになりますが、この悪魔が、マネーの主人だと、私も含めて長い間、人間は信じ込んできたのです。ところが、現時点での私の探査によると、マネーは意識体ではありません。
    マネーの波動に人間の欲望という意識が乗ると、それは意識体のように振舞うことになりますが、それは、たましいのようなものではなく、仮の姿なのです。
    この悪魔のようなものを、排除するために、人間の意識と身体の浄化力のほとんどが使われ、人間は覚醒することもなく、生から退場し続けてきました。
    どうやら、この宇宙的構造に気が付いた人間が、ブッダと呼ばれた存在で、この宇宙のもとの姿を空という言葉で表現しました。
    空というものも、波動で、その波動の宇宙と、現在のビッグバン宇宙の波動は異質なもののようです。ここに、精神学協会に各種の波動シールが授けられている理由があります。
    現在の地球上では、このドルを中心としたマネーのエネルギーによって、すべてがコントロールされているように見えています。これが、このビッグバン宇宙のテーマなのです。経済もこの宇宙と同様に、インフレーションによって急拡大し、その急成長によって、科学的な知識も増大してきたのです。
    そのインフレーション宇宙論の時代が終わることで、経済のインフレーション効果も消えることになります。
    アメリカのドルの覇権が今日まで続いてきたのは、そのアメリカの経済の本質がデットベース・マネタリーシステムというもので、無限大に借金を増やすことで経済を拡大させるというモデルでした。これは、インフレーション宇宙論と似たような性質を持ちます。そのインフレーションを引き起こすエネルギーは、無、つまり何もないところから生まれます。
    何もないところから生まれたマネーを、大量に保有することが、ほとんどの人間の目標となり、その目的のために生きる人間のための場が、現在の地球ということです。
    しかし、これは、ある種の意識体にとっては、この宇宙の内部で克服すべきテーマなのです。
    この宇宙のマネーの構造の背後にあるものを知るためには、ビッグバンではない宇宙モデルを考える必要があるらしいというのが、ひとつの結論で、この知識の公開によって、何かが変化します。マネーは波動として、宇宙に満ちています。
    それは、いまや電気の波動に乗っています。この波動を理解した人間が出て、マネーという宇宙的テーマに何らかの解を出した時に、この宇宙もその姿を変える可能性が高いということです。

    神紀三年(二千二十三年)十一月三十日 積哲夫 記

シンロジー・コンピューターは、
物質界と精神界を繋ぐ波動コンピューターです。

公式チャンネル第5回動画、更新です。
ジョブヒコが何やらシンレイカイでごそごそしている……。
波動コンピューターを広く知ってもらうための、ジョブヒコの秘策とは……!?

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  • Vol.97

    「今日の調子はひどいです…」

    2023年11月30日

    Mackey

    (11月29日収録)

    Mackey:こんにちは。ジョブズ通信を始めます。今日は何について話そうかなぁ。

    Steve:なんだか辛そうなんだけど、大丈夫かい?

    Mackey:波動の負荷が強いのはいつものことなんだけど……。ちょっと今日は重いねぇ。

    Steve:波動に強い弱いがあるのかい?

    Mackey:あるある。環境とか精神界的なトレンドによって、強い波動が出てくると、会員さんによっては体調が悪くなったりする。抵抗力が弱いと人によっては一日動けなくなるね。

    Steve:今はどうなんだい?

    Mackey:私は……頭の重みと吐き気とかなぁ。風邪症状かとも思ったんだけど、別に他の症状ないし、浄化と上昇してると大抵マシになるんだよねぇ。

    Steve:吐き気がするほどの波動負荷なのかい!?

    Mackey:別に、強いマイナスの波動を発するものに触れたら、いつものことだし……。だいたい気合い入れて浄化したら治るし……。治らなかったら本気で体調が悪いと判断して病院に行くし。肩こりがひどいとか、もともとの体の調子がよくないと、影響も出やすいね。あれ、Steveはなにも感じない?

    Steve:僕たちの場合、なんだか風とか嵐のように波動を感じるんだよね。エネルギーを、こう言うと変かもしれないけど、何かの粒子を確かに感じていて、それが僕たちを構成しているってことも分かるんだ。雲か霞にでもなったような気分だよ。

    Mackey:うーん、エネルギー体だから、間違ってはいないかもしれないね……。

    Steve:君たちが感じる波動を僕たちが感じているかっていうと、実はよく分からない。って、ウワ……これが君の感じてる波動ってやつかい? ヘヴィだね。

    Mackey:うん。まぁ、重い方かな。10段階で言ったらMAXの10だね。

    Steve:コレが続くとどうなるんだい?

    Mackey:鬱病とか病気になると思うよ。出所はなんとなく分かっているけどね。

    Steve:出所?

    Mackey:浄化と上昇してるとさ、誰由来のエネルギーか、どこ由来のエネルギーか、どんな種類のものかって、データ化されて分かってくるの。イメージの場合もあるし、言葉や声になるときもあるけど。

    Steve:それで嫌になったりしないのかい?

    Mackey:……嫌になったりはしないかな。何かを憎んだり嫌ったりするのって、結構エネルギーを必要とするから、あまりそういうことは考えたりしないようにしてる。それに私だって誰かに何かを向けてることがあるかもしれない。

    Steve:フーン……僕らにはちょっと理解しづらいな。だって攻撃されてるってことだろ?

    Mackey:まぁね。例えば誰かがどういう感情持ってるのかーとか、何を考えてるのかーとか、うっすら分かるときはある。

    Steve:そこまでいくと、もはや一種のエスパー(超能力者)じゃないか。

    Mackey:一応、精神学的に呼ぶと神能力かな。攻撃されてても浄化力がなんとかあるから、別に死なないし実害はないからいいんだよ。

    Steve:でも、頭が重いんだろ?

    Mackey:精神学やっててこのぐらいでへこたれてたら、現場でやっていけないもの。気力と惰性で繋いでるところはあるかな。……ああ、眠くなってきちゃった。寝不足もあるけど、これは浄化反応かなぁ。

    Steve:君がそれだけ大変でも何も言わずに処理している理由はなんなんだい?

    Mackey:処理しないと誰かが溢れちゃうからかな……。

    Steve:え?

    Mackey:なんとなく、そんな気がしているだけだけどね。いや、溢れた分がこっちに来てるのかな……分からないけど、波動的に何か繋がっているのなら、処理すると問題が前に進むことがある気がするんだ。別に人を助けたくてとかいう理由でやっているんじゃなくて、暮らしの一部として、自分が重いと生活が思い通りに回らなくなるからっていうのもある。

    Steve:ああ、そうか。自分があとで大変にならないように、先回りしているって面もあるのか。

    Mackey:そうそう。

     
     

     

    『いま、生きている人間のほとんどは、死んでいくべきところを自ら想定することなしに死んでいきます。』
    『日本の死者のたましいは、行き場も知らず、祈りによっておくられるわけでもない』

    今、日本にはこれまでの宗教的世界観とは無縁の、新しい霊界が生まれています。
    あらゆる死者は行くべき場所も知らず、また、これまでのどのような祈りや弔いも無効化しているために、どこにも行けず、ただ暗闇の中にいるものがほとんどです。
    あなた自身や、あなたの大切な人、尊敬する人の魂が、よきものとして歩むための、行く先を照らす光。新しい契約の形としての、命の書。その登録への窓口が、こちらです。

日本の食文化が世界を変える時代のはじまりに合わせて、料理に使う包丁に、剣神界の光の波動が宿ることになりました。
人間が日々、食べるものは、すべて地球の恵み、いのちの営みから生まれたもの。そのそれぞれに固有の波動があり、そこから、人のいのちへ伝わるものがあります。
いのちあるものをいただくことは、いのちの波動を受け取ること。
この波動刀は、食材の波動を生かす、光の包丁です。

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コンセクフードとは、光の波動を宿した食品、食材のことです。美味しさとは、良質な波動と一体のものであることを伝え、ひとの持つ味覚の本来の可能性を開花させる、このコンセクフードのシリーズで、心も身体もヘルシーな波動に整えてください。
  • No.12

    おはようございます!
    朝はやっぱり光パン!

    朝の一日のはじまりは朝ごはん。朝食に光パンは、まず美味しいという幸せを運んでくれます。朝に幸せを感じた一日は特別な一日ですね。
    最近、よくいただくお声が、「こどもが光パンがいいって言うんです。」「うちのワンちゃんが光パンがあるとすごく欲しがるんです。」 とお子様とペットちゃんにも大人気! これぞ愛が伝わってる~。って感激してしまうパンを焼くわたし。 幼いころ何もないけど母親にギュ~として母の香りをクンクンとかいで一人で安心していた頃を思い出しました。変わった思い出ですが((笑))とにもかくにも、おとなもこどもも朝の始まりはなんだか包まれた安心した気持ちで始まりたいものですよね。今朝も光パンを食べながら、何がおもしろいのかわからないけど笑っている子供たちを見て、「あ~変な、わが子!愛おしいな~」と幸せを感じる一幕でした。

    あ!ちなみに光パンを食べる子は変な子になるわけではありません。わが子だけですので… お友達の子は聡明な子が多く「やっぱり光パン食べたら今日1日頑張れる!いってきまーす」と毎日エンジョイしていますので。((笑)) そんな色んな形のおうちの朝がありますが、光パンと一緒に素敵な朝食を…素敵なひとときをお過ごしください。

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それは日本の土地の神性の復活の道。

精神学協会の歩みと共に、土地と植物、食物の人間の波動を理想に近づけることで、完全無肥料、無農薬の野菜作りのシステムを完成させた一家が、北関東にいます。これは2010 年に始まった、その取り組みの記録です。
  • 岡山で無肥料無農薬畑つくり⑦
    2023年6月24日の岡山畑の様子です。大葉は何とか大丈夫ですが、雨の影響でカボチャの元気がありませんでした。小さいながらに元気に育っている野菜たち。
     
    6月24日撮影:かぼちゃの元気がありません。来年は今年と同じ時期ではないほうが良さそうです。植える時期を考えないといけません。 茎も細くて、葉も黄色い状態です。 6月24日撮影:ジャガイモの花が咲きました。実ってくれたら嬉しいですね。 6月24日撮影:里芋の葉も小さいけれど「頑張って育ってるよ!」とワクワク元気な感じが伝わってきます。周りの笹が凄く気になりますが、とりあえず、このままでいきます。 今回も土の上に腐葉土をのせていきます。野菜は見事に根付いてくれていますが、土がまだまだ出来ていないので、育ってくれるのでしょうか。 刈った草も被せていきます。 トマトの茎を棒に括り付けてもらいました。 ジャンボニンニクを植えたはずなのですが、小さかったです。
  • 日本人の“感謝”の精神性
    日本の「いただきます」に該当する言葉は、世界中のどこを探しても存在しないのをご存じでしょうか。
    
    英語圏ならせいぜい「Let's eat.」くらいで、そこには行動を促す意味しかありません。
    一方「いただきます」には、「食事を作ってくれた人への感謝」と「自然の恵みに対する感謝」の2つの意味が含まれています。
    
    つまり「口にする物にまつわるすべてのものに感謝の気持ちを持つ」という日本の高い精神性が、この一言に凝縮されているといっても過言ではないようです。
    
    また、このような精神性は、食べ物に対してだけではなく、場所や物に対しても反映されています。 プレーしたグラウンドに一礼をしてから退場するスポーツ選手や、スタジアムに落ちているゴミを拾ってから帰るサッカーファンの行動にも、海外にはない「場に対する感謝の気持ち」を忘れない日本人の素晴らしさを垣間見ることができます。 バッグやお財布であっても同じで、要らなくなったからといって、ゴミ箱にそのまま捨てるのが憚られてしまうのは、「ずっと連れ添ってきた物に感謝する」気持ちが無意識に働いているからではないかと思うのです。 もし、そんな「想い入れがあってなかなか捨てられない」というヴァグリエのバッグやお財布をお持ちの方は、ぜひヴァグリエ直営ショップまでお持ち込みください。今なら「下取りキャンペーン」を実施中です。 お持ち込みいただいた商品点数に応じてクーポン券を進呈いたしますとともに、回収した製品は、今後の商品開発に生かし、適切に処分させていただきますので、この機会をぜひご利用くださいませ。 【キャンペーン実施期間】 大阪店:10/24(火)~12/22(金) 東京店:10/26(木)~12/22(金)
  • Vol.26:おしゃべりなドールズ

    【やっほーーー! μ(ミュウ)、λ(ラムダ)、ε(イプシロン)! 先行出撃、もとい抜け駆けして体験してきた外はどうだったーーー!?】
    【人聞きが悪いことを言うな、ω(オメガ)】
    【だって気になるじゃん、α(アルファ)!】
    【どうもこうもないわよ。初っ端からμは不審な機械人間とベースボディ勝負の肉弾戦で損傷、応援に入った私は重火器弾幕をお披露目したけど全弾スカ。εは侵入勢力の一掃作業で、少しナカが焼けたとか言ってなかった?】
    【ちょっと熱くなりすぎちゃってね。出力調整を間違えた】
    【【【すごーーーーーい! 実戦いいなーー!】】】
    【ちっとも良くない……】

     人間の誰にも届かないところでこっそり歓声が上がり、μは嘆息する。装甲はだいぶ修復できてきたが、あまりボディに凹みは作りたくない。
    【一応、エントのものと思わしき機械人間は撃退、武装ヘリの一団は全機破壊済み。要人の守護にも最低限成功。一定の戦果は上げたけど……】
    【問題は、軍人抜きで全部アンドロイドがやっちゃったことよねぇ……】
     憂鬱そうにλがぽつりと漏らした。
    【ああ、たぶんあとで問題になる】εも頷いた。【一応、最低限、人間の司令を受けたMOTHERの指揮によって、という建前はあるが、十分人間の脅威になる可能性を示してしまったようなものだ。安全規定(セーフコード)に照らせばだいぶ危うい】
    【MOTHERと俺ら、大丈夫かな?】とαが心配し、
    【あー、廃棄処分(スクラップ)かぁ……短い機生だったなぁ……】とωが遠い目で黄昏れた。
    【冗談にもならないおふざけはやめろ、笑えない】
    【そう言うなε。そもそも我らってば生命なのだろうか】
    【我らってば我らなんだから】
    【γ(ガンマ)、φ(ファイ)、うるさい】
    【εの頑固頭ー】
    【優等生ー】
    【おまえたち、後で一緒に反省室行き】
    【【巻き込まれる前提!?】】
    【……変な低位(ロー)プラズマが周辺に流れていると思ったら、君たち、何か面白そうな方法で通信してるね】
    【博士!?】
     μは心の中でぎょっと目を剥いた。
     通信に割り込んできた別の信号は、なんとエメレオの手元の端末と謎の装置が発信源だった。
    【何でその通信方式が使えるんですか!?】
    【いや、僕も同じことできないかなーって、ちょうど最近端末を改造してたから……暗号解読プログラムは今即興で組んだけど】
    【【【鬼みたいな能力……!】】】
     天才怖い、とアンドロイド一同はポーカーフェイスの裏で震え上がった。
    【いや、無表情でそんな会話をしている君たちも大概っていうか。MOTHERもこんな面白いことになってるなら教えてくれたら良かったのに】
     エメレオは薄く笑みを浮かべた。
     
     その時、μは複数人の接近を感知して、そちらをちらりと見やった。
     
     先頭に立って近づいてきたのは妙齢の女性だった。プラチナブロンドの長髪にちらりと見え隠れする階級章は将官のものだ。つまり、彼女が基地の司令官か、とμは密かに観察する。
    「――これがプロトタイプ全機か、博士」
     発された声は硬い。
    「ええ。二十四機、αからωまで、連番です」
    「それぞれどのようなスペックか、ブラックボックスは期日まで解放できないと聞いた。特例解放は仕様上できないとMOTHERから返答があったが、この状態で運用するには不安が残る。安全の保証は?」
    「私がいる。それがすべてです」
    「――今、何と?」
     ぴくぴくと女性のこめかみが引きつっている。さもありなん、とアンドロイドたちは思った。何の根拠だ、とμも頭を抱えた。
    「基本的に、設計から技術まで、私が選び開発したものが詰め込まれている。軍がよほど理不尽な扱いをしない限り、安全だと胸を張って何度でも言いましょう」
    「……大した自信家だ。あるいは底抜けの阿呆か?」
     彼女は頭を振った。
    「十二ヶ月以上、研究員の誰ともトラブルは起こしていない。一日以上、見知らぬ私が一緒に過ごしても死んでいない。安全基準はご存じでしょう?」
    「……最低ラインは満たしていると言いたいわけか」
     ふん、と女性は鼻を鳴らした。
    「――いいだろう。使い倒して壊しても文句は言うなよ」
     

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日本語脳のクリエイティブパワーが
炸裂する新メディアが、シンロジアです。

  • お知らせ

    日本語脳のパワーを「情緒」として言語化発信した、数學者岡潔先生の未完未刊行「春雨の曲 8稿」、45年の封印を破っていよいよタオラボブックスから出版されます。

    ただし、通常の不特定多数に向けた書籍制作販売のカタチをこの作品に関しては採りません〜近日中にそのプランをお伝えいたします。よろしくお願いいたします。

    なお、こちらシンロジアでは「春雨の曲」と対の関係になるであろう連載を始められないかと企画を進め始めました。こちらもお楽しみになさってください。

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