日本国土で育った野菜・植物には、この土地の情報や生きて働くために必要な情報が詰まっています。国土から現在・未来の予測を得ているので、生命力に関する情報を兼ね備えているのです。
そして、植物には「毒性」があるものも存在します。「毒性」とは人間が作った言葉で、人体に悪影響、不調をもたらす量を摂取した時点で「毒」となります。しかし、植物からすると、環境や病気、虫に対しての「対策」であって、決して「毒」ではありません。
この土地で生きていくには、このような対応策があれば大丈夫だという情報でもあります。
日本にしか存在しない杉の木。自生している杉の持つ力は素晴らしいものです。殺菌作用、まっすぐに伸びる幹。お茶として飲めば、腹の底から、頭頂まで繋がるような感覚を得る事ができます。
本州に生えている杉でも、太平洋側と日本海側で姿は似てはいるものの特徴が違うようです。屋久杉に関してはウネウネしていて、姿形も違います。
その地の環境によって、異なった性質を持つ杉ですが、近年花粉症に悩まされる方が多い日本。これらにも良いとされているのが「スギ」です。お茶などにして摂取してみるといいかもしれません。
さあ、なぜ花粉症が増えているのでしょうか?その要因として、植林した杉が伐採されずそのまま残っている事で、飛散する花粉が増加。食生活の変化により、腸内細菌の変化。空気中の汚染物質、乾燥、ストレスなど、全て人間が作り上げてきた環境です。
花粉症一つとっても人間が進んできた道は明らかに、間違ってきた事が分かります。経済も、政治も同じです。
自分たちは、ここから切り替えて生きていかないと地球の怒りに巻き込まれることになります。
本来、神の身体を使わせていただく承認を得て、自分たちが食べる分を作っていたのが農業です。天地のハタラキの余剰分が人を生かし、生活を支えていました。お米ありきの日本独自の経済活動は、多くを囲えない仕組みとなっていたのです。なぜなら、お米は毎年できますので、昨年分は古米となります。食べずにとっておいても、新たな新米が出れば価値が下がる、もしくは価値がなくなってしまいます。
そして、神の存在を忘れた今、お米ありきで動いていた経済活動はなくなり、マネーをトップとした経済活動となりました。
しかし、それは神の承認を得ていないのです。
幻想を崇め、幻想を追いかけ、幻想に死ぬという、愚かで恐ろしい行為が世界中で進行していますが、それもここまで。
今までは、野菜は育ち、せいぜい野菜が持つ力、植物が持つ力が弱っている程度でしたが、これからは、その野菜すら出来ない土地になるのかもしれません。なぜなら、承認を得ていないからです。
承認、承認と響いています。
その土地の神を仰ぎ、土地を復活させ、地球に働きかけるのも人間の役割です。
場の波動が変われば、その地で生きる人も変わっていきます。