2024年9月25日 Vol.21:戦後日本と政治が死ぬ時
今回は、日本の立て替え・立て直しとして、今の日本の政治状況と関連する、戦後のシステムの死に関するお話です。
戦後の日本で実行された、GHQによる日本の未来永劫復活防止プランの結界が、二千二十五年八月十五日に切れることになっているというのが、私が知らされている日本復活のプログラムです。
日本神界が用意した復活の道は、明治維新の失敗を克服し、本来あるべき日本精神の目覚めへの道に戻ることです。
江戸時代、本居宣長の国学により、中国とは別の価値体系を日本人は発見したのですが、それを正しく発展させることができないまま、平田篤胤という神秘思想家が国家神道を作り出し、明治政府のイデオロギーの代替物にした結果が、千九百四十五年に至る戦争に運命づけられた大日本帝国の歴史でした。
平田篤胤が悪いわけではなく、彼は西洋文明のイデオロギーの本質を理解したとも言えるのです。そのイデオロギーの本質は帝国主義や民主主義といったものの母体となり、人間が神のプランを自分たちの頭の中で作り替えることで、社会が発展してきたかのような幻想となりました。
これが精神的エネルギーの領域での近現代の特質で、イデオロギーが科学の発展とともにあったことで、無神論による人間社会の再編成として、五十の州を持つアメリカを産みました。
黒船により開国させられた大日本帝国は時代に合わせて帝国主義を選択し、多民族国家たらんとしましたが、その宗教的シンボルとして天皇を置いたのは、帝国が征服国家であるというヨーロッパの伝統を知らなかった為政者の大失敗というべきです。日本神界はこれらのことで明治政府を見捨てましたという情報を伝えてきたのが、私、積哲夫ということになります。
精神界を不条理なものにしてきたのは、人間の欲望達成に神の名を使ってきた西洋文明なのです。明治の日本人はこの論理系を正しいと考えた結果、ヨーロッパやアメリカよりも先に破綻しました。その経験により、これからアメリカとヨーロッパで起きる破綻を冷静に観察し、次の文明のリーダーとして覚醒できるようになります。現在のところ、こうした精神学の基礎知識を持って、世界に発信できるような人材は育っていませんが、日本が正しく復活するためには、そういう人材が不可欠となります。
今ある政党にこれから起きる日本列島への試練に対応する能力はありませんが、江戸幕府の時と違うのは、武力行使による変革は起こり得ないということです。その分多くの時間がかかり、混乱も深まるはずですが、そこから脱出する道は天によってすでに付けられているということです。
積哲夫ラジオ、第二十一回です。
今回はいよいよ始まる日本の立て替え・立て直しについて、今の日本の政治状況と関連する戦後の日本のシステムの死に関するお話です。
戦後日本の政治状況は、マッカーサーが天皇の上にいるという、日本史上初めての体制の下で、GHQによる日本の未来永劫復活防止プランの一部として形成されてきたものです。 ここまでの成功を収めるとは作ったアメリカ側も思っていなかったであろう、と思えるほど、日本人の中にこのシステムは浸透しました。その代表が現行憲法ですが、その他にも、多くのものが今も機能し続けて、日本人の頭の中を占領しています。戦後八十年目の二千二十五年八月十五日をもって、この日本人の頭の中にあるGHQのプランの結界が切れることになっているというのが、私が知らされている日本復活のプログラムです。
一部の日本人は残念ながら、明治憲法の時代への回帰を日本復活と考えているようですが、日本神界が用意しているのは、明治維新の失敗を克服して本来あるべき日本精神の目覚めへの道に戻ることです。江戸時代に本居宣長の国学によって、中国由来のものとは別の価値の体系を日本人が発見したと言えます。
それを正しく発展させることができないまま、平田篤胤という、聖書まで研究した幕末期の神秘思想家が作り出した国家神道というものを、明治の日本の国家のイデオロギーの代替物にした結果が、千九百四十五年に至る戦争に運命づけられた、大日本帝国の歴史でした。
平田篤胤が悪いと言っているわけではありません。平田篤胤は西洋文明のイデオロギーの本質を理解したものとも言えるのです。このデータが表に出ることで、神界や仙界の探求者であった、平田篤胤の名誉は回復されることになります。
なぜこんな情報をここで公開しているのかというと、精神学教会のある会員さんを通して、平田篤胤もまた私たちの活動に参加していたからです。現在その魂は、神格を持つものとして、ふるさとの神社におられます。この平田篤胤が見抜いたものが、キリスト教文明の宗教観から生まれたイデオロギーの本質で、それが形を変えて、帝国主義や民主主義、資本主義や共産主義といったイデオロギーの母体となりました。つまり、人間が神のプランを自分たちの頭の中で作り替えることで、社会が発展してきたかのような幻想です。
これが精神的なエネルギーの領域での近現代の特質で、それは科学の発展とともにあったことから、無神論による人間社会の再編成を意味したのです。その最大の成功例がアメリカ合衆国で、イギリスから独立した後はスペインに戦争を仕掛け、領土を拡大し、アラスカを ロシアから買い、ハワイ王国を併合するなどして、五十の州を持つユナイテッド・ステイツになりました。
黒船で開国させられたというコンプレックスを持つ大日本帝国は、ヨーロッパの列強が帝国主義の時代であったために、帝国主義を選択し、日本帝国は当然のこととして多民族国家 たらんとしたのです。その宗教的シンボルとして天皇を置いたのは、帝国というものが征服国家であり、いくつもの民族を支配下に置くもの、というヨーロッパの伝統を知らなかった、当時の為政者の大失敗と言うべきです。日本神界はこれらのことを見て、明治政府を見捨てましたという情報を伝えてきたのが、私、積哲夫ということになります。歴史を見れば、私の説明が合理的で論理的であることが分かるはずです。
精神界を不条理なものにしてきたのは、キリスト教文明に代表される、人間の欲望達成に神の名を使ってきた西洋文明なのです。明治の日本人がこの論理系を正しいもののように考えて、自分たちの行動原理を喪失したわけですが、それはヨーロッパやアメリカよりも先に破綻しました。先にその経験をしたことで、これから始まるアメリカとヨーロッパの破綻を冷静に観察し、次の文明のリーダーとしての意識の覚醒ができるようになるということです。
現在のところ、こうした精神学の基礎知識を持って、世界に発信できるような人材は育っていませんが、日本が正しく復活するためには、そういう人材が不可欠となります。アメリカとヨーロッパが主導してきた民主主義と資本主義の時代は、すでに終わりに近づいています。そうした価値観に対抗するものとして、チャイナの共産党に代表される強権、または独裁政権という国家の運営システムもありますが、その勢力は拡大しているものの、世界の主流とはなりません。その先のモデルは今の世界には存在していないのです。それが生まれる前に、明治から続いてきた今の日本列島の政治システムが、アメリカやヨーロッパに先立つ 形で機能不全になって崩壊していくというプロセスを、日本人が見て学ぶ必要があるということです。自由民主党の新総裁が決まり、解散総選挙ということになるのですが、今ある政党にこれから起きる日本列島への試練に対応する能力はありません。それは明治維新の前の江戸幕府と同じです。 その時と違うのは、今の日本で、武力の行使による政治体制の変革は起こりえないということです。その分、多くの時間がかかり、混乱も深まるはずですが、そこから脱出する道は天によってすでに付けられているということです。