第一章:日本が崩壊の雛形
1990年代に起きたのは、ソ連邦の崩壊と、日本のバブル崩壊でした。そのどちらも、仕掛けたのはアメリカで、これで、アメリカ合衆国というものの世界一極支配が完成したと、歴史家の多くは見ました。その後、アメリカがやった世界戦略は、自分たちの価値観の世界輸出で、そのすべてが失敗したことが、現時点では、はっきりしています。そして、その中で、最大の失敗が、実をいえば、共産党の中国を日本の拡大を阻止するために使ったことで、
その結果、チャイナは、日本を超えるライバルとして、アメリカの前に、出現することになりました。核兵器を持つ軍事大国としてのチャイナを、事実上、育てたのは、日本とアメリカの経済力で、その経済は、日本の成長モデルであった、不動産神話のチャイナ化によって達成されたのでした。アメリカは、第二次世界大戦以来、克服することのできない対日恐怖心があり、その根本原因は、アメリカ建国以来、続けてきた、インディアンと呼ばれた先住民族への殺戮行為への原罪意識があります。そのアメリカの対日戦略は、その昔インディアンの勢力を殺ぐために使ったのと同じ、黄色人種内での対立を煽ることで、日本人に異常な対抗心を持つ、半島や大陸の民族は、そのための最良の武器となりました。それは、アメリカの占領軍が日本列島を支配していた約7年間の間に、日本国内の戦争で焼けた駅前の土地を占拠し、そこに、パチンコというギャンブル施設を、作ることを黙認した占領政策に象徴されています。その結果として、現在の日本の超大金持ちは、戦前のような、財閥ではなく、在日の韓国朝鮮系か、日本の戦後利得者である同和系のビジネスオーナーになっているという現実があります。これが、かつて、イギリスが世界の植民地支配で実行した、分断し、統治するというシステムの、日本適用版であることは、明らかでしょう。日本は、明治維新において、非白人国で唯一の単一の民族による国民国家を作り出すことに成功したのですが、その明治の政治家による、朝鮮併合という政策は、今日まで、日本にとっての負債として機能しているのです。これが、政治と経済の相互作用で、世界経済を知るには、政治を知らねばならないのです。そのアメリカが唯一のパワーを持った時に、いちばん、怖れたのが日本だということを、日本人は知るべきタイミングが来ています。アメリカは、そのリベラリズムという国是によって、世界を変えようとしましたが、それは失敗し、これから、そのツケを経済的な崩壊によって払わされるようになるというのが、私に伝えられている精神界の情報で、その背後にあるのは、マネーというものの冷徹な姿です。金利の神は消えても、金利は消えないのです。そこに崩壊の原因があります。それは、借金で成長したアメリカが作った崩壊モデルなのです。