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今週の光文書

(ヒカリモンジョ)
Vol.800+30+110

タイタニック

この二千二十四年の十一月五日に実施されたアメリカ大統領選挙で、トランプが圧勝して、第四十七代のアメリカ大統領になることが決定しました。このトランプ政権で、アメリカをこれまで支配してきた、あるシステムの闇が表に出る可能性が、急速に浮上しています。
その闇とは、ドルを発行している、FRB(連邦準備制度理事会)の誕生から、今日までのアメリカの行動の背後にあったものということです。
今回の光文書のタイトルを、タイタニックとしたのは、すでに多くの人に知られているタイタニック号と、FRBの物語に、新たな光を当てるためです。
千九百十二年の四月十四日に、北大西洋で沈没したタイタニック号には、当時のアメリカの大富豪で、連邦準備制度に反対していたとされる三人の人物が乗っていました。
それは、鉱山王として有名だったベンジャミン・グッゲンハイム、メイシー百貨店のオーナーで政治家でもあったイジドー・ストラウス、そして、当時のアメリカ最大の富豪といわれたジョン・ジェイコブ・アスター四世です。
彼らが、このタイタニック号の処女航海の船客になったのは、有名なJ・P・モルガンが、この船会社のオーナーでもあり、共にアメリカへという旅の提案をしたからだとされていますが、結局、J・P・モルガンがこの船に乗ることはなく、タイタニック号沈没後の千九百十三年にFRBの法案が強引な方法で成立することになります。

この法律が成立した結果、アメリカは第一次世界大戦に参戦、ヨーロッパに派兵することになります。アメリカでは、この第一次世界大戦の経験は、国民に外国での戦争に距離を置く心情を植えつけ、それは千九百四十一年十二月八日の大日本帝国の真珠湾攻撃まで変わりませんでした。
しかし、歴史をよく観察すると、FRBができた後のアメリカは、戦争を好む経済とでもいうべきものを意図的にかどうかは別にして、作ることになりました。
その最大の勝利が、第二次世界大戦、とくに大日本帝国に対するものだったと、少なくとも私は考えています。
それと比べれば、冷戦によって崩壊させたソ連邦との戦いは、血が流れなかったことも含めて、マネーとテクノロジーによる政治的な勝利であり、これで、パックスアメリカーナは完成したかに見えましたが、ここで、アメリカは改めて、対日戦を始めるという、大失敗をしたのでした。表向き、これは日米半導体摩擦という経済的なものに見えましたが、実は次の時代のコンピュータの覇権を絶対に渡さないという国家意志の行使、いい方をかえれば戦争だったのです。
この対日戦線に参加したのは、チャイナ、台湾、韓国で、この包囲網は、戦前のABCD包囲網よりも、参加国にとっては、メリットの大きなものとなりました。
日本人は、いまだに、自分たちが世界で孤立していることに対する認識がありませんが、すでに、外濠は埋められています。
いまの日本政府にも経済界にも、この危機を克服する能力はありません。
それが、敗戦後七十九年の日本の姿です。
いまの日本の姿は、アメリカのFRBが生まれてから、ずっと続けられてきた対日戦略の結果として生まれたものともいえます。
世界の金融をコントロールする人間グループにとって、日本は征服すべきターゲットであり続けてきたのです。このトレンドが、もしかすると、トランプ大統領の登場で変わるかもしれません。
そのヒントは、トランプ政権に、アメリカのリバタリアンとして有名な議員であったロン・ポールという人物が、参加するというニュースです。もし、これが現実になると、トランプ政権は、ロン・ポールが長年主張してきた、FRBの解体という方向に金融システム全体の舵を切る可能性が生まれます。すでに、ビットコインなども政策の中に取り入れているトランプ政権なら、その可能性は高いのです。
さらにいうと、FRBから通貨発行権を取り戻すことを目指していたのが、暗殺されたジョン・F・ケネディだったという、伝説のようなものが、真実として浮上するかもしれないということです。
南北戦争が、日本の明治維新の前にあり、日露戦争の戦費をニューヨークの銀行家が提供し、第一次大戦後にアメリカのライバルとなった大日本帝国を、第二次世界大戦で占領したアメリカの行動の背景にあったドルの通貨発行権を握る人間グループの存在を、多くの日本人が知る日が近づいてきました。

神紀四年(二千二十四年)十一月十四日 積哲夫 記