2025年5月21日 Vol.55:マネーと地獄
アメリカが始めた、関税を使った新しいタイプのマネーの戦争により、近代経済学の虚構が暴かれ、資本主義は終わりを迎えることになります。
ブレトンウッズ体制から始まったアメリカの勝利体制を自ら崩壊させたのは、ベトナム戦争でした。アメリカで今進行しているのは、そのアメリカを支配下において、世界をコントロールしてきたマネーの支配者たちから、アメリカ人の自覚を持つ者が脱出しようとする物語です。これはある種の戦争なので、アメリカ人が一番先に被害者となり得ます。ただし、人間界だけでなく精神界の光と闇の戦争でもあるので、闇の敗北まで終わることがありません。闇のマネーに魂を売っていた者たちは、その過程でマネーを喪い、大きな精神ダメージを負うことになります。それによってこの世がふたたび大戦に近づくよう、世界の人間意識がコントロールされていくことになります。
西洋の近代が大戦争を繰り返してきた原動力は、世界中で頭が良いとされているユダヤ系の学者や、言論人が用いているカバラに由来する論理系の背後にある、私は妬むものであるという存在、一神教の神が、全てを自らの所有物だと主張する原理であり、闇のエネルギーなのです。この所有欲に取り憑かれた者たちが王や指導者として争い、そのためには軍資金のマネーの供給者も欠かせないものでした。これが世界史の正体なのです。
一神教に追われて、世界中から神や神々が逃げてきたのが日本列島だということが、日本の仕組み、最後の一厘の仕組みの根拠であり、その一神教の神が、自らの闇を学び直す舞台が、日本の精神史として用意されたのです。一神教の神が精神学の歩みと同時に、自らの闇の根本原因を学び、処理をして去った以上、この地球はその光の部分の約束が果たされる場に変貌するはずなのです。その一歩が、トランプのアメリカで始まった、この二千二十五年の経済戦争です。
アメリカの支配者はマネーで権力を買いました。チャイナの支配者は自分たちのマネーの保存が目的のようです。今の世界は、この他に、アラブ産油国の富、ロシアの資源の富など、各地に数字上のマネーに過ぎない富が必要以上に存在しています。その理由は無限に欲望を拡大させる人間の本性にあるのですが、今のアメリカの行動の先に見えてくるのは、アメリカのインフレ、チャイナのデフレというもので、それは結局のところ、消費するアメリカの終わりという着地点です。
人知がマネーの暴力を克服することはできませんでしたが、神知は闇のマネーの罪を問うことができるということです。アメリカは失ったゴッドブレスを再び得て、この道に進んでいるのです。
積哲夫ラジオ、第五十五回です。
アメリカが始めた、関税を使った新しいタイプの戦争、武器はマネーのルールという、この戦争で、今までの自由主義経済の理屈は、アメリカの弱点を作った元凶だったことが判明してしまいました。歴史的に見ると、今回の事象で近代経済学というものの虚構が、これによって暴かれ、資本主義は終わりを迎えることになります。ブレトンウッズ体制というものは、アメリカ合衆国を無限のペーパーマネーの発給元として、アメリカの消費のために世界は物品を供給して、ペーパーマネーの債権か、アメリカの領土の所有権を得るという、今日まで続く借金による成長の出発点になったものです。
このアメリカの勝利体制を自ら崩壊させたのが、ケネディ暗殺で決定的になったベトナム戦争でした。ベトナム戦争は、アメリカの軍産複合体の金儲けには貢献しましたが、それはアメリカ自身の死を早めたのです。そして今進行しているのは、そのアメリカを支配下において、世界をコントロールしてきた、ある勢力の正体に光が当たって、彼らがマネーを支配してきたものであることを、アメリカ人と自分が思うものたちが、その支配から脱出しようとする物語です。これはある種の戦争なので、このまま行くと、そのアメリカ人が一番先に被害者となることさえあり得るのです。
ただし、これは人間界の争いである以上に、精神界の光と闇の戦争でもあるので、闇の敗北まで終わることはありません。そして、闇のマネーに自分たちの魂を売っていた者たちは、その過程で自分のものだったマネーの喪失によって、大きな精神的ダメージを受けることになります。
それによってこの世は、また世界大戦という悪夢に近づくよう、世界の人間の意識の方向がコントロールされていくことになります。マネーという悪魔に魂を売った人間は、神を呪うものとして、人類全体を地獄への道連れにしようとする、潜在的な願望を持つものだからです。これが西洋の近代が大戦争を繰り返してきた原動力の一つで、共産主義といったイデオロギーは、その人間の感情に火をつけるための、非合理的なエネルギーを、論理のように見せかけるものです。
実はこれが、世界中で頭が良いとされているユダヤ系の学者や、言論人が用いているカバラに由来する論理系で、その背後には、私は妬むものであるという存在が、全てを自らの所有物だと主張する原理があります。
この所有欲こそが、一神教の神の巨大な闇のエネルギーの正体で、それが人間にうつると、強欲を現実界で実行することに、大いなる目的意識を与えることになるのです。それらの思いに取り憑かれた者たちが、王や指導者として、人間世界を支配しようと争ってきましたが、その争いを起こすためには、軍資金となるマネーの供給者も欠かせないものでした。
これが世界史の正体なのです。今の世界はエジプトやギリシャ、ローマの神や神々を駆逐して、一神教の神の強欲が世界を手に入れたように見える最終段階ということです。
世界中の神や神々が逃げてきていたのが日本列島だということが、日本の仕組み、最後の一厘の仕組みの唯一の根拠になるのですが、その一神教の神が、自らの闇を学び直す舞台が、日本の精神史として用意されたということです。一神教の神は精神学の歩みと同時に、自らの闇の根本原因を学び、その処理をして去るという目的を果たしました。これが達成された以上、その一神教の光の部分の約束が果たされる場に、この地球は変貌することになるはずなのです。その一歩が、トランプのアメリカで始まった、この二千二十五年の経済戦争ということです。
ですから、これはアメリカとチャイナの経済戦争というのは表面的なもので、その実態はアメリカとチャイナの両方の背後にいた、アメリカを支配してきた者たちを、アメリカ人という自覚を持った者たちが排除しようとする戦いの始まりということです。アメリカを支配してきた人間グループと、今のチャイナを支配している人間グループは、同じように見えてもその行動原理が違います。アメリカの民主主義をマネーで買ってきたものが、アメリカの一握りの金持ちの集団です。一方で、今のチャイナは共産党の権力で自分の一族の富を増し、それをアメリカやヨーロッパに移すことを目的にしています。アメリカの支配権を持つものは、自分たちの権力の代理人としてのアメリカ政府が必要なのですが、チャイナの支配権を持つものは、自分たちのマネーの保全が目的なので、最終的な勝利を目的にしているわけではないようなのです。
今の世界は、この他にヨーロッパの富、アラブ産油国の富、ロシアの資源の富など、各地に数字上のマネーに過ぎない富が必要以上に存在しています。そして人類はますます富を求めて争うことになるように見えています。その理由は、無限に欲望を拡大させる人間の本性にあるのですが、今のアメリカの行動の先に見えてくるのは、アメリカのインフレ、チャイナのデフレというもので、それは結局のところ、消費するアメリカの終わりという着地点です。
これが、天または神界が、これから地球で進行させようとしているシナリオで、それは資本主義の終わりに至る道なのです。人知がマネーの暴力を克服することはできませんでしたが、神知は闇のマネーの罪を問うことができるということです。アメリカは失ったゴッドブレスを再び得て、この道に進んでいるのです。