2025年1月1日 Vol.35:アメリカの新世紀
今年は運命の年である二千二十五年の始まりにあたり、聖書の時代がなぜ終わるのかについての解説を、世界情勢の変化とも合わせてお伝えすることにします。
二千二十四年の世界は、ロシアやイラン、その他の国々によるエルサレムへの攻撃という聖書のシナリオからは遠いものとなりつつあります。精神学の立場で言うと、こうした現実の事象が、聖書の物語の舞台という物語宇宙のくびきから、人間の活動を開放する方向に動きつつあるということになります。
聖書のシナリオの現実化を進めてきた人間グループがアメリカを歴史的に動かしてきた勢力の中にいたことはすでに明らかですが、彼らの行動に気づき、それを止めるための動きがアメリカ国民から出てきて、トランプ大統領がホワイトハウスに返り咲きました。
アメリカの目覚めと聖書の時代の終わりがなぜセットになっているかというと、アメリカの精神的パワーの源泉に、聖書の約束が成就する場であろうというものがあるからです。
アメリカの前の大英帝国が衰退したのは、植民地支配の負の遺産が文化的にもその過去を否定する方向で、今も国民の意識に影響を与えているためで、文明圏というものはその衰退期にこのような反省期を経験するものといえます。ではアメリカ文明はというと、二千一年の九.一一の事件がその始まりのしるしになるはずです。アメリカが戦争を続けてきた歴史の背後に、何者かの作為があったことを多くの人間に気付かせることになったためです。
トランプ大統領の「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン(Make America Great Again)」というスローガンのもと、アメリカ国民がアメリカ建国の精神に回帰しようとしているのが、この二千二十五年から始まるアメリカの新世紀ということになります。それはこの人造国家が約二百五十年の間に作ってきた暗黒面にも光を当てることになり、聖書の民は自分たちの罪に向き合うことになります。これが、聖書の元たる神が自分の暗黒面に向き合い、それを克服した旅の追体験となるのです。
聖書の神はすでに、金利の神とでも言うべき、この宇宙の闇の王である竜体と差し違える形で、物語宇宙から共に退場していることが、精神界の動きを伝えてきた光文書で公開されています。イエスを殺した人間グループ、アメリカを支配してきた人間グループの背後にいた金利の神のようなものの退場により、ウォール街に代表される金融を支配する人間グループから、アメリカ人がアメリカドルを取り戻す方向へ歴史が動くことになるのは明らかなのです。
この二千二十五年の元旦に、このような話ができることこそ、光の勝利を示していると考えてください。
積哲夫ラジオ、第三十五回です。
今回は運命の年である二千二十五年の始まりにあたり、 聖書の時代がなぜ終わるのかについての解説を、世界情勢の変化とも合わせてお伝えすることにします。
二千二十四年の十二月に、セリアのアサド政権があっけなく崩壊し、イスラエルはゴラン高原の実質的な支配を固め、ロシアやイラン、その他の国々によるエルサレムへの攻撃という聖書のシナリオは現実の世界では遠いものとなりつつあります。
精神学の立場で言うと、こうした現実の事象が、人類のシナリオとしての、聖書の物語を現実化する舞台としての世界という物語宇宙のくびきから、人間の活動を開放する方向に動きつつあるということになります。
聖書のシナリオを人間の世界で現実化しようとしてきた人間グループは、アメリカを歴史的に動かしてきた勢力の中にいたことはすでに明らかになっていますが、彼らの行動に気づき、それを止めるための動きがアメリカ国民の中から出てきたことが、トランプ大統領が ホワイトハウスに返り咲く一つの要因になっています。
アメリカ人は「アメリカ合衆国は誰のものか」という問いをやっと発するようになった、とも言えるのです。このアメリカの目覚めと聖書の時代の終わりが、なぜセットになっているかというと、アメリカはその建国の精神に、聖書の約束が成就する場であろうとするものがあるからです。これが一つの建国神話としてあるために、今までの白人中心のアメリカが、キリスト教精神の体現者として、世界に民主主義や言論の自由を普及させることを実行させてきた、とも言えます。
この建国神話の存在が、アメリカが軍事力でも経済力でも圧倒的なパワーを持つ現実への精神的な支えになっていたのは、間違いのないところです。このように近現代のアメリカのもとを作ったものに、ヨーロッパから聖書の理想を求めて新大陸へ渡ったという精神のムーブメントが、これまでのアメリカ文明のエネルギーのもとになっていたのです。
アメリカの前の世界の主役は大英帝国でしたが、第二次大戦には勝利したものの、その衰退には歯止めがかからず、世界の金融の中心地であったシティもその位置を低下させ続けています。その理由は植民地というものを失ったためだけではなく、植民地支配の負の遺産が文化的にも大英帝国の過去を否定する方向で、今も国民の意識に影響を与えているためです。 これは敗戦国の日本とほぼ同じ精神状況ということになります。文明圏というものは その衰退期にこのような反省期を経験するものとも言えるのです。
それではアメリカ文明はいつ衰退期に入ったのかというと、将来的には二十一世紀の初頭、あの二千一年の九.一一の事件がその始まりのしるしとされることになるはずです。 この事件の背後には、アメリカの軍事力を使ってイスラエルの敵対国家軍を弱体化させる陰謀のようなものがあり、アメリカという国家が戦争を続けてきた歴史の背後には、それらの歴史を人為的に作ってきた人間グループの存在があったことを、多くの人間に気づかせることになったためです。
それまでもそのような陰謀の存在を世に知らしめた人々はいましたが、それらの人々に 陰謀論というレッテルを貼ってその情報の拡大を阻止してきたのは、一般にマスメディアと呼ばれる機関でした。この世は誰かに企画された幻想を共有する物語の場とされていたのです。このことに気づいた一般の人間、特にアメリカ国民が、改めてトランプ大統領を選挙で選び、「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン(Make America Great Again)」というスローガンのもと、アメリカ建国の精神に回帰しようとしているのが、この二千二十五年から始まるアメリカの新世紀ということになります。
しかし、これは諸刃の剣で、アメリカの建国の精神のもとにあった聖書の時代という精神エネルギーが地球全体に及んでいた頃と違い、聖書のエネルギーの衰退期にその建国の精神に目を向けると、アメリカという人造国家が約二百五十年の間に作ってきた暗黒面にも光を当てることになるのです。
それは、ネイティブアメリカンの各民族がどのように迫害され、土地を奪われたのかに始まり、なぜ日本の広島と長崎に原爆が落とされたのかを考える精神史の旅となります。聖書の民はこうして自分たちの罪に向き合うことになります。これが、聖書の元たる神が自分の暗黒面に向き合い、それを克服した旅の追体験となるのです。すでに光文書という一般に公開されている精神界の情報を伝える私の文章の中で、聖書の神は金利の神とでも言うべきこの宇宙の闇の王である竜体と差し違える形で、この物語宇宙からの退場が伝えられています。聖書の時代が終わったということは、このイエスを殺した人間グループの背後にいた 金利の神のようなものの退場を意味しているのです。
これを今のアメリカに当てはめれば、長らくアメリカを支配してきた、ウォール街に代表される金融を支配する人間グループから、アメリカ人がアメリカドルを取り戻す方向への歴史の動きが始まることになるのは明らかなのです。この二千二十五年の元旦に、私がこのような話ができることこそ、光の勝利を示していると考えてください。